smtpサーバが迷惑メールサーバと思われないようにする
DNSの逆引き設定
今まで逆引き設定していなかったメールサーバから送ったメールには
Received: from sv.domain.com (sv.domain.com [127.0.0.1]) by mail.domain.com (Postfix) with SMTP id…
のようなヘッダとなっていて、localhost(127.0.0.1)から送られたものだとされていた。
これが迷惑メールとされる一因なので、mail.domain.com はちゃんとしたサーバですよー、と知らせるためにグローバルなIPアドレスをあててあげる。
DNSの逆引きはドメインの管理とは関係ないので、回線業者が提供するサイトなりツールから設定。メールサーバのドメインが mail.domain.com、IPアドレスが111.222.33.4 の場合。
111.222.33.4にmail.domain.comを割り当てる。
逆引きを設定すると
Received: from 111.222.33.4 (EHLO maildomain.com) (111.222.33.4) by mta...
のようなヘッダとなる。
Gmailではこれだけで迷惑メールと判断されなくなった。
Yahooメールでの対策
上記対応をして一時的に改善しても、1日程度経つと再び迷惑メールに振り分けられる場合がある。この場合はメールヘッダに X-YahooFilteredBulk: 111.222.33.4 等と入っている可能性があるので、Yahooに問い合わせる必要がある。
オープンリレーを許可していないか確認する。
全てが青い文字で no relays accepted. となればおk.
Yahooに問い合わせ
Yahoo!メール(ベータ版) ヘルプ - [迷惑メール]フォルダに振り分けられたくないメールがある
へ行き、一番下の「解決しましたか?」でいいえを選択すると問い合わせフォームになるのでそこから問い合わせる。
きちんとすれば、予想以上に早い対応をしてもらえる。
対応後にはこんなメールを頂ける。
◯◯◯◯ ◯◯様 Yahoo!メールカスタマーサービス◯◯です。 このたびは、調査および調整に必要な情報をご提供くださいまして、 誠にありがとうございました。 お問い合わせの「Yahoo!メール・迷惑メールフォルダへのメール振り分け」に ついてご案内いたします。 お知らせいただいた情報をもとに調査を行い、ご利用のメールサーバーに 問題がないことを確認しましたので、弊社にて調整を実施いたしました。 ・・・以下(ry
まさに Amazon EC2のサーバからメール送信をするまでにやるべきこと (スパムメール扱いを回避する!) - RX-7乗りの適当な日々 の
DNS逆引き設定
SPFの設定
SPAMメールのブラックリストに対する解除申請
のまんまですが。
SPFについて
とりあえず逆引き設定で迷惑メールに振り分けられる問題は改善したのだけど、SPF(Sender Policy Framework)を設定しておくともっとよさそう。
SPFは 送信者(from) が taro@domain.com なら domain.com が評価対象となる。メールサーバは関係ないようだ。fromのFQDN部分が使われる様子。
DNSの設定でTXTレコードを設定する。
Yahooでパスしたメールには
Received-SPF: pass (mail.domain.com: domain of info@domain.com designates 27.....
のようなヘッダが追記されていた(当然受信側のメールサーバがSPFに対応していることが前提)
チェックするにはこのようなツールも。
Sendmail - SPFレコードチェック
http://www.sendmail.co.jp/sa/spfcheck.html
参考:
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