PayPal利用時の決済フローを考える
- 2010.03.29
- PayPal
- PayPal, クレジットカード決済
ウェブ ペイメント スタンダードを利用した場合
PayPalで決済する際、ウェブ ペイメント スタンダードを使用し、IPN(即時支払い通知)を受け取って処理しています。
この決済フローの場合、PayPalへ移動した際に表示される画面に若干問題があります。
というのも、購入する顧客がPayPalアカウントを持っている場合は問題ないのですが、PayPalアカウントを持っていない場合にはクレジットカード情報を入力する画面にたどり着くまでに「迷う」場合があるためです。
PayPalアカウントを持っていなくて、クレジットカードで決済を希望している顧客は画面左下の「続行」というリンクをクリックして、次の画面へ進まなくてはならない為です。
ネットになれている顧客ならいとも簡単に理解して難なく次ぎ画面へ進むと思いますが、不慣れな顧客にとってはストレスとなると思います。
PayPal APIを使ったエクスプレスチェックアウトの場合
そこで、ファーストページにクレジットカード情報の入力フォームを表示したいと考えますが、ウェブ ペイメント スタンダードの場合、そこに誘導するオプションが用意されていません。
調べた結果、PayPal APIを使いエクスプレスチェックアウト(高速チェックアウトAPI)を実装することでこの問題を回避する事が出来ます。
エクスプレスチェックアウトAPIには LandingPage というオプションがあり、表示するPayPal ページのタイプを指定出来ます。
- Billing: 非PayPal アカウント
- Login: PayPal アカウントログイン
LandingPage オプションを Billing に指定する事で顧客が最初に表示するページにクレジットカード情報を入力するフォームが含まれたページとなります。
日本ではPayPalアカウントを持つユーザーはまだまだ少数だと思われますので、こういった決済フローを構築する事は大切だと思います。
-
前の記事
Apache の ServerLimit を反映させるには restart ではダメらしい 2010.03.18
-
次の記事
PerlでPayPal エクスプレスチェックアウトAPIのLandingPageオプションを使う 2010.03.30